「松葉オイル」と聞いて、どんなものを想像しますか?市販の松精油とは少し違います。Flourish Pine Gladeで使っているのは、生の松葉をキャリアオイルに漬け込んで低温抽出した、インフューズドオイルです。毎年秋に仕込み、翌年の施術に使います。その工程と、施術での使い方をご紹介します。
松葉の採取:時期と選び方 ¶
松葉の採取は毎年10月から11月にかけて行います。この時期の松葉は、夏の成長期を経て栄養が凝縮されており、エキスの抽出量が多い。採取するのは、サロン周囲の松林に自生する赤松(アカマツ)の若い葉です。古い葉や変色した葉は使いません。採取後は流水で洗い、陰干しで2〜3日かけて水分を飛ばします。
低温抽出の工程 ¶
乾燥させた松葉を、セサミオイルとホホバオイルを7:3でブレンドしたキャリアオイルに漬け込みます。温度は40度以下を保ち、3週間かけてゆっくりエキスを抽出します。高温で抽出すると揮発性成分が飛んでしまうため、低温にこだわっています。抽出後は松葉を取り除き、ガーゼで濾してから遮光瓶に保存します。
施術での使い方 ¶
松葉アビヤンガ(全身オイルマッサージ)では、このオイルを体温程度に温めてから使います。温めることでオイルの浸透が高まり、松葉の香りも立ちやすくなります。施術中、お客様から「松林の中にいるみたい」と言っていただくことが多いのは、この香りのためだと思います。施術後は、オイルをすぐに洗い流さず、30分ほどそのままにしていただくことをお勧めしています。
プロダクトとしての販売について ¶
仕込んだオイルの一部は、60mlの遮光ガラス瓶に詰めてプロダクトとして販売しています(¥3,200)。無香料タイプと、ヒノキ精油を加えたタイプの2種類。在庫は毎年限られており、翌年の仕込みまでに売り切れることがほとんどです。ご希望の方はお早めにご連絡ください。
素材から手作りするオイルは、手間がかかりますが、その分だけ施術に使うときの手応えが違います。松葉オイルを使った施術を体験したい方は、ぜひ一度ご来店ください。